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乾杯シーンに【AWA SAKE】スパークリング日本酒でシュワッと爽快!おすすめ6選

立ち昇る美しい泡。華やかな香り。スパークリング日本酒は、食前酒にも乾杯酒にもぴったりです。
今回は、一般社団法人awa酒協会が認定する「AWA SAKE」をご紹介します。特別なシーンの乾杯酒に、きらめく美しい泡の一杯を取り入れてみませんか。

立秋を迎え、暦の上では秋が訪れました。しかし、現実ではまだまだ暑い日が続きます。そんな毎日に、泡がシュワッと弾けるスパークリング日本酒を飲んでみてはいかがでしょうか。

AWA SAKEって?

「一般社団法人awa酒協会」(代表理事:永井則吉、群馬県・永井酒造株式会社 代表取締役)は、スパークリング日本酒である「AWA SAKE」を世界へ広めるため、2016年11月に設立されました。世界的に乾杯酒といえば、シャンパンやスパークリングワインがイメージされることが多いなかで、「AWA SAKE」も肩を並べる存在となることを目指しています。透明のお酒に立つ泡が美しいお米と米こうじのお酒が、世界の人々を魅了します。

「二次発酵」であること

日本酒にはもともと、泡がありません。では、どのようにして泡を発生させているのでしょうか。その方法は2パターンございます。

①直接炭酸ガスを添加する

1つめは、日本酒に炭酸ガスを直接添加する方法です。ガス添(ガスてん)と呼ばれることが多いです。炭酸ガスの量を調整することが可能なので、強めなシュワシュワ感を感じるものが多いイメージです。

②二次発酵

2つめは、日本酒に自然に泡の発生をうながす方法です。お酒を密封させて発酵を続けると、炭酸ガスが自然発生します。シャンパーニュと同じ泡の製法です。シャンパンに似た、きめ細かいまろやかな泡のお酒が多いイメージです。

この製法は卓越した技術が必要となります。「AWA SAKE」として認定されたお酒は、すべて「二次発酵」であり、炭酸の品質としてガス圧は20°Cで3.5バール以上が必要と決められています。

瓶も内圧で割れないよう頑丈に作られていて、見た目からも重厚感があります。開栓したら、ガス圧をあるので小気味良いポンッという音がします。

認定基準

「AWA SAKE」として認定されているお酒は、以下の厳格な基準をクリアしています。

商品開発基準
1. 米(※1)、米こうじ及び水のみを使用し、日本酒であること
2. 国産米を100%使用し、かつ農産物検査法により3等以上に格付けされた米を原料とすること
3. 醸造中の自然発酵による炭酸ガスのみを保有していること(※2)
4. 外観は視覚的に透明であり、抜栓後容器に注いだ時に一筋を生じること
5. アルコール分は、10度以上であること
6. ガス圧は20°Cで3.5バール(※2)(0.35メガパスカル)以上であること
※1 純米であることや精米歩合については規定しない
※2 二次発酵については瓶内でもタンク内でも規定内とする

品質基準
常温で3ヶ月以上、香味、品質が安定していること また火入れ殺菌を行うこと
炭酸ガスは、配管及び容器内のガス置換の目的で使用するものを除く

専門用語が並びますが、透明で一筋の泡がたつ自然発酵のスパークリング日本酒と言えるでしょう。

数あるスパークリング日本酒の中でも、厳しい認定基準のもと、外部の検査機関での品質検査に合格した酒のみが「AWA SAKE」という呼称を使うことを認められて、シリアルナンバーが入った認定シールを貼付することを義務付けています。

認定式

AWA SAKE 協会では、一定の品質基準を満たしたスパークリング日本酒への「AWA SAKE」の認定証を授与する式典として、「AWA SAKE」認定式を開催しています。会員は33蔵、認定酒は39銘柄にまで拡大を続けています。

2019年(C20 愛知・名古屋外務大臣会合外相夕食会に「AWA SAKE」認定酒が乾杯酒として採用された他、2023に開催されたG7 広島サミットでは、初日ワーキングディナーおよびメディアセンター他7会合でも採用。現在、日本を代表する乾杯酒として展開しています。

▼写真は2024年10月  第七回 AWA SAKE 認定式

「AWA SAKE」おすすめ6選

世界の食卓の乾杯酒を目指す「AWA SAKE」に認定された39銘柄の中から、6銘柄を紹介します。

AWA SAKE のなかでも、夏におすすめしたい6種類をご紹介していきます。

①MIZUBASHO PURE(永井酒造)

MIZUBASHO PURE
・製造:永井酒造株式會社
(群馬県利根郡川場村門前713)

AWA SAKEの先駆け
構想から15年挑戦を繰り返し、 製品・製造特許を取得。透き通った透明なお酒に、きめ細やかな泡がうつくしく際立ちます。その見た目通りの繊細な味わいは、日常に特別感をもたらします。

②菊泉 ひとすじロゼ(滝澤酒造)

菊泉 ひとすじロゼ
・製造:滝澤酒造株式会社
(埼玉県深谷市田所町9-20))

ロゼタイプのAWA SAKE
世界初の、赤色酵母を加えたロゼタイプのAWA SAKE。ロゼ色がグラスに生映えて、思わず見惚れてしまうほど。アルコール11%で飲みやすく、甘酸っぱい香りが特徴的です。

③南部美人 あわさけ スパークリング(南部美人)

南部美人 あわさけ スパークリング
・製造:株式会社南部美人
(岩手県二戸市福岡字上町13)

米の旨味が残るAWA SAKE
”日本酒”スパークリングなんだということを芯から感じさせてくれるような味わい。お米の旨みもしっかりとありながら、シュワッとした泡が爽快感をもたらしてくれます。

④出羽桜 AWA SAKE(出羽桜酒造)

出羽桜 AWA SAKE
・製造:出羽桜酒造株式会社
(山形県天童市一日町一丁目4番6号)

クリアなお酒にうつくしい泡
ほんのりとしたお米ならではの甘味が、炭酸とともにはじけます。ペアリングはもちろん、お酒の味だけをとことん楽しみたいときにもおすすめです。

⑤七賢 星ノ輝(山梨銘醸)

七賢 星ノ輝
・製造:山梨銘醸株式会社
(山梨県北杜市白州町台ヶ原2283)

七賢スパークリング不動の定番
その名の通り、星のように煌びやかでうつくしい泡。すっきりと辛口で、キレのある味わいが特徴です。食前酒や、脂ののった料理と合わせたいときにおすすめ。

⑥真澄 スパークリング(宮坂醸造)

真澄 スパークリング
・製造:宮坂醸造株式会社
(長野県諏訪市元町1-16)

澱引き作業前のカジュアルな泡酒
瓶内二次醗酵後の澱(おり)引きをしていないAWA SAKE。心地良い繊細な泡、リンゴのような爽やかで澄んだ香りがします。味わいはやわらかな酸味があり、さっぱりと軽やか。昆布締めなどのお寿司と相性抜群です。

*「AWA SAKE」は一般社団法人awa酒協会の登録商標です。

厳しい暑さに、シュワッと弾ける「AWA SAKE」を。
今年の夏を、爽快に彩ってみてはいかがでしょうか?

この記事は私が取材しました。

おいしいSAKE 編集部

デジタル・メディア『おいしいSAKE』は、唎酒師の資格を持つ編集長と、日本酒業界に精通するスーパーバイザーの監修のもと、日本酒に関わるコンテンツを、読者目線でわかりやすく、楽しくお届けします。

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