初めてにピッタリ!飲めば納得のおいしさ!“日本酒ビギナー”におすすめ5選
日本酒を飲んでみたい、これから日本酒をもっと飲んでいきたいというみなさん、こんな悩みをお持ちではありませんか?
「どの銘柄を飲んだらいいかわかんない……」
日本酒について少しでも詳しい知り合いがいない場合、なかなか何を飲んだら良いか悩んでしまいますよね……。居酒屋の店員さんにおすすめを聞く勇気もなかなか出ないこともあります。
そんなあなたに! どんな居酒屋でも出会える確率が高い上に、日本酒ビギナーでも満足できるおいしい銘柄を5本紹介します。
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日本酒を知るポイント
特に日本酒を飲んだことがない人は、日本酒にどんなイメージをお持ちでしょうか……。アルコール感が強いお酒? おじさんのお酒?
そのようなイメージがあるかもしれません。しかし、近年、日本酒は若者にもかなり注目されています。それは非常に飲みやすいお酒が増えてきていることに加え、そういった銘柄の知名度が上がっているためです。
そうはいっても、日本酒に抵抗がある方も多いと思います。日本酒を飲んだことがあるけど苦手だと思ってしまった方にとっては、より抵抗感が強いと思います。
とりあえず飲んでみる!
心の中で「やっぱり日本酒を知りたい」という思いがあったら、とりあえず一杯飲んでみてください。たまたま合わないお酒を飲んでいただけかもしれません。日本酒にはさまざまな味わいや雰囲気のものがあります。必ずあなたに合う銘柄があります。好きな銘柄に出会えるかも!?とワクワクして飲んでほしいと思っています。
初心者におすすめのお酒ってどんなお酒?
日本酒には、甘口や辛口、淡麗や濃醇などさまざまな味があります。さらに、旨さやコク、酸っぱさ、苦さ、渋さなど、多種多様な味わいがあります。しかし、初めて飲む日本酒として苦さや渋みの強いものを飲んでも、なかなか好きになれないと思います。
特に日本酒に対してネガティブなイメージの方には、ぜひ初心者にも日本酒ファンにも支持されているお酒を飲んでみてほしいです。そういった銘柄にはハズレはほとんどありません。銘柄によって味わいがまったく異なるので、一概にこういった味わいであるとは言い切れませんが、どれも日本酒ビギナーが飲んでも好きになること間違いなしです。
日本酒ビギナーにおすすめの日本酒5選
銘柄の名前を見ただけでは、どの日本酒がそういった特徴をもっているのかはわからないと思います。
ぜひ、以下に挙げる銘柄を選んでみてください。私の友人の日本酒ビギナーの感想も載せておりますので、ご参考になるかと思います。ちなみに、感想を教えてくれた友人は全員20代の学生です。
1.久保田(新潟県・朝日酒造)
地方の酒蔵が作る地酒が全国的に広まった「幻の地酒」ブームの火付け役となった銘柄、『久保田』です。
新潟の淡麗辛口を代表する銘柄です。淡麗ということで味はそこまで強くなく、辛口ということでキリリとしたスッキリ感があります。『久保田』は特に、透き通った水を飲んでいるという感覚が味わえます。そのため、日本酒のもつアルコール感はあまり強くありません。さらに、お米のもつ雑味や苦味、渋みもほとんどないので、抵抗感はかなり払拭されると思います。
あっ、最初は天然水を飲んでいるかのような透明感があって、奥からお米の旨さっていうのかな?を感じました!
- 原料米・精米歩合:五百万石50% / 五百万石55%
- アルコール度:15度
- 日本酒度:+5.0
- 製造元:朝日酒造株式会社(新潟県長岡市朝日880-1)
2.獺祭(山口県・旭酒造)
蔵人の手作りが主流の日本酒造り文化において、機械生産により抜群の安定感を誇る銘柄、『獺祭』です。機械生産によって海外でもおいしい日本酒を生産できるため、日本酒のグローバル化の第一線を走っています。
ブドウのようなほのかなフルーティーな甘い香りと、メロンのようなコクのある甘さが特徴的です。まろやかな味わいと上品な雰囲気を併せもつ銘柄となっています。食中酒としてだけでなく、食前酒としておつまみなどなくとも楽しめる一品です。
あ〜、甘い!けど、ジュースみたいな甘ったるさじゃないし、日本酒っぽいアルコールっぽさもない!飲みやすい!
- 原料米・精米歩合:山田錦39%
- アルコール度:16%
- 製造元:旭酒造株式会社(山口県岩国市周東町獺越2167-4)
3.澪(京都府・宝酒造)
日本酒独特のアルコール感のある香りやお米らしい味わいが苦手な方におすすめしたい、スパークリング清酒という新しいジャンルを確立した銘柄、『澪』です。
ただの日本酒ではありません。スパークリング清酒です。口に含んだ瞬間、しゅわしゅわとした発泡を楽しめる微炭酸です。アルコール度数が5%とかなり低いため、アルコール感に抵抗のある方も楽しめます。フルーティーな香りとやさしい甘味がある一方、適度な酸味があるため、甘ったるい印象も受けません。
これ日本酒?なんか炭酸のジュースを飲んでるみたい!炭酸のリンゴジュースみたいな感じ!
- 原料米:米(国産)
- アルコール度:5度
- 日本酒度:-70
- 製造元:宝酒造株式会社(京都市伏見区竹中町609番地)
4. 醸し人九平次(愛知県・萬乗醸造)
ワイン造りにも手を伸ばしエレガントさにこだわる銘柄、『醸し人九平次』です。
あえて日本酒らしい苦味や渋みを残すことで、エレガントな日本酒を醸しています。しかし、そういった苦味や渋みは微かなアクセントにすぎず、熟した果実のような甘味とエレガントな酸味により、非常に飲みやすい味わいになっています。香り豊かな銘柄なので、ワイングラスで飲むと、香りの良さをより楽しめます。
すごい、大人びた果実っぽい香り!たしかに苦味とかは感じるけど、顔をしかめるほどじゃなくてむしろアクセントになっている!おいしい!
- 原料米・精米歩合:山田錦50%
- アルコール度:16度
- 製造元:株式会社 萬乗醸造(名古屋市緑区大高町字西門田41番地)
5. 十四代(山形県・高木酒造)
日本酒好きからも日本酒ビギナーからも圧倒的な人気を誇る銘柄、『十四代』です。幻の日本酒と言われがちですが、オーナーが日本酒好きのお店にはよく置いてあるように思います。
芳醇甘口と言われ、味が濃くお米の旨みやキレをしっかり味わえます。高級りんごのような甘味と酸味、とろんとした大人っぽい余韻などが特徴的です。桁違いのエレガンスさを感じられます。
さすがに美味しすぎ!味を強く感じるけど、お米の甘さと旨さのいいところだけを感じて、渋さとかがない!高級品の味がする!
十四代 秘伝玉返し 特別本醸造 本丸
- 原料米・精米歩合:美山錦55%
- アルコール度:15度
- 製造元:高木酒造株式会社(山形県村山市富並1826)
最後に……
ここで挙げた5銘柄は、日本酒ビギナーも日本酒好きが飲んでも、間違いなく飲みやすくおいしいものになっています。そして、全国に広く流通しているため、お近くの居酒屋や酒屋さんでもすぐに出会えると思います。
日本酒のことを好きになる第一歩として胸を張っておすすめできるお酒たちです。
見つけたら、ぜひお飲みください(^^)/
この記事は私が取材しました。
たてかん(おいしいSAKEサポートライター)
東京都内在住の現役大学生(執筆時20歳)。初めての日本酒に故郷の灘五郷の香りを感じ、日本酒にハマりました。若者にももっと日本酒を好きになってもらいたく、日本酒ビギナー目線でコンテンツをお届けします。