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2023/8/5-6【第3回マルシェと地酒の集い】安城七夕まつり

『マルシェと地酒の集い』 とは

「マルシェと地酒の集い」は、地域の特産品や文化を紹介を目的として、地元の農産物や加工品を販売するマルシェと、地元、近隣、県外の推薦蔵元が参加する地酒の試飲販売会を行います。

酒蔵や発酵食品の生産者、飲食を提供する方の声を聴きながら、試飲、試食、こだわりの品を手に取り、 会話を楽しみながら直接購入ができて、「人・モノ・想い」が直接つながるイベントです。

2021年の3月に第1回「マルシェと地酒の集い」が安城市中心市街地拠点施設アンフォーレで開催され、第2回は大河ドラマ「どうする家康」で盛り上がる愛知県岡崎市の岡崎公園で開催されて、地元住人や観光客を中心に賑わいました。

開催場所、『安城七夕まつり』 の魅力

今回の3回目は、「安城七夕まつり」で賑わう安城の催事会場(安城市御幸本町7-15丸杉ビル1F)で行います。JR安城駅・名鉄南安城駅周辺エリア、くす玉や吹流しによって彩られた美しい竹飾りやパレード見物の観光客で賑わうメインストリート沿いにあり、真夏の屋外会場では無く、冷蔵設備の効いた屋内会場で、快適にイベントが楽しめます。

4年ぶりにフルスペックで開催される「安城七夕まつり」は、記念すべき市制施行70周年の開催となります。日本三大七夕まつりの一つであり、竹飾りのストリートが日本一長く、短冊の数、願いごとが日本一のイベントとして、「願いごと日本一」とされています。

行事名第70回安城七夕まつり
期間2023年8月4日(金)~8月6日(日)10:00頃〜21:00頃
所在地JR安城駅・名鉄南安城駅周辺エリア(愛知県安城市御幸本町他)
問合せ安城七夕まつり協賛会(事務局 安城市商工課) TEL:0566-71-2235
公式サイトhttps://anjo-tanabata.jp/

お楽しみ① 地元愛知7蔵21銘柄の有料試飲販売会&Bar

有料試飲販売会
地元愛知県から蔵元、蔵人が集い、7蔵21銘柄が自慢の地酒をご紹介します。1杯から有料試飲ができ、気に入ったお酒は販売コーナーで購入できます。

【出店酒蔵リスト】
【蓬莱泉】関谷醸造株式会社 愛知県北設楽郡設楽町
【公楽】合資会社伊勢屋商店 愛知県豊橋市
【四海王】福井酒造株式会社 愛知県豊橋市
【神杉】神杉酒造株式会社 愛知県安城市
【山﨑醸】山﨑合資会社 愛知県西尾市
【生道井】原田酒造合資会社 愛知県知多郡東浦町
【金鯱】盛田金しゃち酒造株式会社 愛知県半田市

<Barコーナー>
日ごろ口にできない幻の酒とカクテルをご用意。「蓬莱泉 摩訶・吟・空」(数量限定)の飲み比べ、ETYオリジナル酒等を30種類以上、飲み比べセットもお値打ちに用意しております。お酒のつまみとして缶詰、カラスミ等もあります。

お楽しみ② 関谷醸造「ほうらいせんキッチンカー」

関谷醸造から「ほうらいせんキッチンカー」が出店し、仕込水を使ったかき氷、コーヒー、さらに麹を使ったソフトクリームが楽しめます。

お楽しみ③ 涼しい屋内会場で、マルシェと地酒、エンタメを満喫

涼が取れる冷蔵の効いた屋内会場で、マルシェと地酒と、ライブ音楽や尾張万歳のエンターテインメントが楽しめます。

<マルシェ>
株式会社丸杉
・inSui シルクと古代米酒粕の石鹸作りワークショップ
・日本酒に合うラオス産オーガニック食材 キンノイ生姜塩とモリンガ塩の販売 ドライバナナ
・ドライマンゴーなどのラオス食材販売
株式会社イーティーワイ
・手作り酒器展示販売

<エンターテインメント>
・8/5 10:00~18:00 YURIKA unit
ビートルズやカーペンターズなど懐かしい洋楽を中心にROCK、POPS、R&Bのホットなサウンドをお届けします。
・8/6 11:00~12:00 伝統文化講演
今枝社中による尾張万歳(おわりまんざい)、現在の漫才の発祥といわれる文化伝統を演じていただきます。
・8/6 10:00~11:00、13:00~18:00 Espacios
鎌田浩史Piano、加川由梨Violin、硯象Percussion
哀愁と躍動感に溢れるピアノ、煌びやかで伸びやかヴァイオリン、世界各国のパーカッションを駆使したリズムが三位一体となり、宇宙のように無限に広兼世界を創り出すサウンドをお楽しみください。

地元「愛知の地酒」の魅力とは

「愛知の地酒」のイメージをお持ちの方は少数かも知れません。実は2021年度の清酒の製造量(課税移出数量)が全国7位であり、歴史ある蔵元により伝統の技を受け継ぐ酒造りが盛んな地域です。県内には40を超す日本酒の蔵元があり、個性豊かな愛知の酒は近年じわじわと存在感を増しています。

実は酒どころ

「工業県のイメージが強い愛知県。工場から生産されるのは自動車や機械といったイメージが強いと思いますが、味噌や醤油、みりんなど、醸造業が盛んな地域としても知られています。日本酒の出荷量も現在第7位。しかしながら全国でも上位に位置する、“酒どころ”であることを知る人は少ないかもしれません。」

(松崎 晴雄氏「知らざれる愛知の地酒の魅力とは」)

歴史

「昔から尾張と三河は、上方(関西地方)に次ぐ酒の生産地として、江戸でも良く知られる産地でした。灘や伊丹(ともに現在の兵庫県)と江戸との中間に位置し、その半分の距離で運べる地の利を生かして発展しました。明治時代に入ると、早くから同業者の間で組合を組織し技術の研鑽に励むなど、品質面でもその名声は高まっていきました。今日も県下にある約40軒の酒蔵は、それぞれ個性豊かな酒造りに努めています。」

(松崎 晴雄氏「知らざれる愛知の地酒の魅力とは」)

特徴

「また最近では、愛知県独自の酒造好適米として「若水」(1983年)、「夢山水」(1997年)、「夢吟香」(2012年)が誕生。県内各蔵元からこれらの米を用いた吟醸酒、純米酒等が発売されていますが、数々の酒米品種が愛知県で開発され、全国各地で定着したことはあまり知られていないかもしれません。愛知の酒は全般に、しっかりした濃厚な味わいを備えていると言われますが、「八丁味噌」や「たまり醤油」といった濃い目の味付けに合うだけでなく、酒米に恵まれた土地であることも関係していると言えるでしょう。」

(松崎 晴雄氏「知らざれる愛知の地酒の魅力とは」)

参加する愛知県の7蔵の酒蔵・出品酒を紹介

【第3回マルシェと地酒の集い】に参加する地元愛知県の7蔵を紹介します。

【蓬莱泉】関谷醸造株式会社 愛知県北設楽郡設楽町

酒蔵紹介
元治元年(1864年)、自然豊かな愛知県設楽町にて創業しました。以来、日本酒の可能性を柔軟に追求し、伝統の技と革新的な技術を用いた、高品質の酒造りを行っています。原料米に拘り、全量を自社精米。町内の圃場を借りて自社で酒米の栽培も行っています。日本酒の原材料のひとつである添加用アルコールを自社の酒粕から製造し、原材料を使い切り、安全と環境に配慮した取り組みに力をいれています。また、消費者の手許に届くまでの品質管理を十分に行えるよう、配送から販売まで最善の方法を模索し続けています。
和醸良酒~人の和によって造られる美酒~を目指して、日本酒の未来を切り拓いてゆきたいと努めています。

■ 酒造りへの想い・出品酒
日々進化をモットーに、旨い酒を醸していきたいと考えています。自社で酒米を栽培をする圃場はグローバルギャップを取得しております。お客様に旨いはもちろん、より安心安全なものを提供できるよう努力を続けています!

【公楽】合名会社伊勢屋商店 愛知県豊橋市

酒蔵紹介
豊橋駅から歩いてすぐ、豊橋の伝統文化の一つ「手筒花火」で有名なお祭りのある羽田八幡宮の北側にある酒蔵。創業約100年、普段飲んでもらえる日本酒はもちろん、蔵見学や作りの体験など(予約は必要ですが・・・)身近に日本酒を感じてもらえる酒蔵を目指しています。

■ 酒造りへの想い・出品酒
大きな仕込みはできませんが、小さな仕込みでお客様の要望に応えられるよう酒造りをしていきます。

【四海王】福井酒造株式会社、愛知県豊橋市

酒蔵紹介
弊社は明治45年(1912年)に渥美郡福江町戸田家陣屋跡の井戸水を借りて創業致しました。以来、103年間地元東三河の地酒屋として酒を醸し現在に至っています。
日本酒は、我国の長い歴史と風土によって育まれてきた素晴らしい伝統の産物です。現在全国に約1,600の蔵元があります。そのような中でも弊社の思いは、地元で育った人が、地元で育ったお米、地元を流れる水で、地元の方々にも愛される本物の酒を丁寧に造り醸す事に拘りを持ち取り組んでおります。
そして心をこめて丁寧に!をお届けする事で、より多くの方々に豊かさや安らぎを提供し、日本酒の持っている素晴らしさをより伝えることが出来ると考えております。
100年を少し超えたばかりですが、これからの100年も皆様の信頼と支持を得る醸し屋でありつづけるために、酒の味を磨き上げていくことに真摯に向き合い、高品質の酒造りに精進していきたいと思っております。

■ 酒造りへの想い・出品酒
良い酒造りは、原料である米作りから始めなければなりません。しかし米作りは素人がやってできるような生易しいものではありません。そこはプロのお力を借り、きっちりとしたものを作ることが必須となります。弊社では6年前に愛知県の酒造好適米として品種改良された「夢吟香」を地元の農家さんに教えを仰ぎ、田植えから一緒に行うなど、良い米作りにも力を入れています。

【神杉】 神杉酒造株式会社 愛知県安城市

酒蔵紹介
1805年創業の神杉酒造は現在安城唯一の酒蔵です。豊かな田園風景が広がる安城はその湧水も軟水で、酒造りに適した風土が広がっています。この地で個性的な愛知品種の酒米にこだわり、一過性の流行りにとらわれることなく地元料理に合う個性豊かな本物の地酒を極めるべく、こだわりの日本酒を作り続けています。

■ 酒造りへの想い・出品酒
酒蔵にとってコンテストでの入賞は大事なことですが、賞を取るため全国どこでも似たような酒が造られてしまうことには疑問を感じていました。本物の地酒を極めるべく、それまで兵庫から取り寄せていた「酒米の王様」山田錦を封印し愛知県産の原料米だけを使うようになり6年ほどになります。個性の強い愛知の酒米と格闘する日々は苦労が絶えませんでしたがその結果、去年はついに山田錦以外では不利と言われていた全国新酒鑑評会でも愛知県品種による入賞という快挙を達成することができました。これからも地元に根差す小さな酒蔵だからこそできる挑戦を続けて参ります。

【山﨑醸】山﨑合資会社 愛知県西尾市

酒蔵紹介
当社は明治36年の創業以来、幡豆の地を舞台に営々と酒造りひと筋に歩んできた造り酒屋です。
幡豆の豊かな自然が育んだ水と、澄んだ空気、そして独自の酒造りノウハウのハーモニーから生まれた製品群の数々は、主力ブランド「尊皇」、「奥」をはじめとして酒販店、消費者の方々から高い評価をいただいています。

■ 酒造りへの想い・出品酒
お酒は“自然の幸”であると同時に、“人の幸”でもあります。
いかにすぐれたお米と水があってもそれを加工する人間の丹精がなければ、お米と水の本来のうまさを引き出し、真においしいお酒をつくり出すことはできません。

当社の酒造りは“非妥協の職人魂”――。酒専用に厳選された醸造用玄米、三ヶ根山麓の良質な伏流水を主原料に精米からもろみ、貯蔵、さらにはびん詰めに至る全工程に独自のノウハウを投入。
工程ごとに丹念に品質を管理しながら、本物のうまさをとことん追求しています。

【生道井】原田酒造合資会社 愛知県知多郡東浦町

酒蔵紹介
代表銘柄『生道井』(イクヂヰ)の名は、蔵の西方に位置する日本武尊ゆかりの井『生道井』より命名されました。昔ながらの杉の甑(こしき)で蒸し米をふかし、搾りで『槽(ふね)搾り』といって酒袋を積み上げていく、昔ながらの方法で終始一貫した心のこもった『手造り』をかたくなに受け継いでおります。

■ 酒造りへの想い・出品酒
徳川家康公御生母“於大の方”生誕の地、東浦の地で酒を造り始めて167年。これからも知多半島ならではの味。そんな地酒ならではの楽しみを皆様にお届けできればと思っております。

【金鯱】 盛田金しゃち酒造株式会社 愛知県半田市

酒蔵紹介
酒蔵のある半田市亀崎は、知多半島の中心に位置し古くから海運と醸造で栄えた地域で、世界遺産「潮干祭」(しおひまつり)で有名です。そんな亀崎の伝統ある酒蔵を引き継ぎ、製造工程の米洗い、麹造り、温度管理、櫂(かい)入れ、搾り等全て手作業で行い、一粒一粒のお米を優しくいたわりながら作業を進め、お米の旨みを最大限に引き出した繊細な味を追求し、手間と真心をこめて酒造りを行っております。この地方を代表する酒になりたいという思いから「金鯱」と命名し、当地区のみならず全国へも発信してまいります。

■ 酒造りへの想い・出品酒
手造りで丁寧な酒造りをモットーに1本1本を大切に作り上げています。地元産の酒米夢吟香を主に使用する愛知の地酒蔵として知名度を上げていきたいと考えています。またコロナ禍で日本酒需要が落ち込むなか地元産の果物を使用した日本酒リキュールを複数新発売し新たな層の開拓につなげていきたいと考えています。

イベント開催概要

名称:第3回マルシェと地酒の集い
開催日時:2023年8月5日(土)・6日(日) 10:00~18:000
■ 会場:株式会社丸杉ビル1F(安城市御幸本町7丁目15番地)
■ アクセス:JR東海道本線安城駅南口から徒歩5分、名鉄南安城駅から徒歩8分
■ 主催:株式会社丸杉、株式会社イーティーワイ
注意事項:
※ 会場内は禁煙です。
※ イベント内容・時間等、予告なく急遽変更になる場合があります。
※ 飲酒運転は厳禁です。(お酒を試飲する方は、公共交通機関の御利用か、ハンドルキーパーの用意をお願いします。)
※ 20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。(年齢確認をさせていただくことがあります。)
※ 泥酔の方、周りの方に迷惑行為をされる方は、退場をしていただく場合があります。
※ 会場スタッフの指示に従ってください。
※ 所定の場所での飲食をお願いします。(各ブース前での飲食、座り込みはお断りします。)
※ ゴミは所定のゴミ箱に分類して捨ててください。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮して実施します。

■お問い合わせ
株式会社イーティーワイ(担当:佐々木)
TEL: 0566-91-7910 E-mail:sasaki.kety@gmail.com

願いごと日本一、4年ぶりにフルスペック開催される「安城七夕まつり」で、短冊に願い事をして、ご当地の地酒を味わってみてはいかがでしょうか。

この記事は私が取材しました。

おいしい日本酒 編集部

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