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2022/8/26【丸の内行幸マルシェ】あいちの地酒試飲販売会を開催!!

『丸の内行幸マルシェ』 とは

マルシェはフランス語で、英語の『マーケット』、日本語の『市場(いちば)』のことです。文字通り、東京駅の皇居寄りに立地する丸の内で、毎週金曜日に安心でおいしい季節の食材や食品を生産者が直接販売しています。

各地の“郷土の食材、名産品”を、都会のど真ん中で気軽に購入できる市場があればとの思いから、俳優の永島敏行氏が代表を務める青空市場さんのご協力のもと、 丸の内 行幸マルシェ 実行委員会が2002年にスタートいたしました。

直接、生産者の声を聴きながら、こだわりの食品を手に取り、 会話を楽しみながら購入できるのが、マルシェの魅力のひとつです。

『丸の内行幸マルシェ』 の場所、魅力

「丸の内行幸マルシェ」 は東京駅から直結している丸の内駅前地下広場(新丸ビル地下入り口付近)で定期開催されています。

東京駅から丸の内口から地下通路でダイレクトに訪れることができます。特に丸ノ内線東京駅からは改札を出て目の前の好立地です。

※以前開催していた行幸通路から数100m移動しました。

駅直結の地下通路だから、雨風、暑さ知らず

何といっても東京駅から直結する地下通路で開催されているので、天候に左右されないのが「丸の内行幸マルシェ」の魅力です。夏の暑さ、冬の寒さ、突然の雨、風などに惑わされず、悠々とお買い物ができます。

都心で働く方、仕事帰りにオススメ!

マルシェは土日に開催されるケースが多く、休みの日に家から遠くへ出かけるのは億劫ですが、「丸の内行幸マルシェ」の開催は場所柄、金曜日に、時間は11:30~19:30と比較的夜遅くまでやっています。平日に職場から立ち寄ることができて、昼間は丸の内周辺のオフィスワーカー、夕方以降は仕事帰りの常連客や、丸の内への買い物客を中心に賑わいを見せています。

2022年8月26日は「 あいちの地酒の試飲販売会 」

魅力いっぱいの「丸の内行幸マルシェ」に、8月26日(金)、愛知県の澤田酒造、中埜酒造、福井酒造の3蔵が出店して、「あいちの地酒の試飲販売会」を実施します。普段は地元愛知でしか手に入らない地酒の試飲ができて、酒蔵やお酒のこだわり、おいしい味わい方など、蔵人との会話を楽しみながら購入できます。

※ 生産者支援のマルシェの観点から、感染症拡大予防対策を踏まえて開催いたします。
※ 新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、試飲酒の提供が中止となる場合がございます。

あいちの地酒の魅力とは

全国各地に日本酒あれど、愛知県で造られる日本酒のイメージを知っている方は少ないかも知れません。
実は2019年度の清酒の製造量(課税移出数量)が全国7位であり、歴史ある蔵元により伝統の技を受け継ぐ酒造りが盛んな地域です。県内には40を超す日本酒の蔵元があり、個性豊かな愛知の酒は近年じわじわと存在感を増しています。

実は酒どころ

「工業県のイメージが強い愛知県。工場から生産されるのは自動車や機械といったイメージが強いと思いますが、味噌や醤油、みりんなど、醸造業が盛んな地域としても知られています。日本酒の出荷量も現在第7位。しかしながら全国でも上位に位置する、“酒どころ”であることを知る人は少ないかもしれません。」

(松崎 晴雄氏「知らざれる愛知の地酒の魅力とは」)

歴史

「昔から尾張と三河は、上方(関西地方)に次ぐ酒の生産地として、江戸でも良く知られる産地でした。灘や伊丹(ともに現在の兵庫県)と江戸との中間に位置し、その半分の距離で運べる地の利を生かして発展しました。明治時代に入ると、早くから同業者の間で組合を組織し技術の研鑽に励むなど、品質面でもその名声は高まっていきました。今日も県下にある約40軒の酒蔵は、それぞれ個性豊かな酒造りに努めています。」

(松崎 晴雄氏「知らざれる愛知の地酒の魅力とは」)

特徴

「また最近では、愛知県独自の酒造好適米として「若水」(1983年)、「夢山水」(1997年)、「夢吟香」(2012年)が誕生。県内各蔵元からこれらの米を用いた吟醸酒、純米酒等が発売されていますが、数々の酒米品種が愛知県で開発され、全国各地で定着したことはあまり知られていないかもしれません。愛知の酒は全般に、しっかりした濃厚な味わいを備えていると言われますが、
「八丁味噌」や「たまり醤油」といった濃い目の味付けに合うだけでなく、酒米に恵まれた土地であることも関係していると言えるでしょう。」

(松崎 晴雄氏「知らざれる愛知の地酒の魅力とは」)

愛知県の澤田酒造、中埜酒造、福井酒造がこだわりのお酒を紹介

「丸の内行幸マルシェ」では、蔵元・蔵人自らが参加して、酒蔵及びお酒の特徴、お勧めの飲み方などを説明します。

【白老】澤田酒造株式会社、愛知県江南市

酒蔵紹介
清酒白老は、水質と海運に恵まれた常滑に嘉永元年(1848年)に創業しました。江戸や遠くは、銚子にまでお酒を販売し、明治時代には、知多半島の酒蔵で組織する組合の醸造試験場を設けて、お酒の腐敗を防ぐ画期的な酒母造りの方法を開発します。(現在の速醸法)その後も品質一筋を貫き、戦後品評会が復活するや首位を受賞。また、澄んだ清酒としては全国に先駆けて生酒を発売(昭和44年)するなど、意欲的に酒造りに取り組んでいます。

2020年11月に麹室から火災が起こり、数多くのご支援を頂き2021年度再建できました。お酒の製造方法に関しては、「小」に徹して、徹底的に伝統の製法にこだわり、和釜の上に大きな木製の樽(こしき)を載せてお米を蒸し、酒造りの一番大切な工程である麹造りには「麹蓋」を用いるなど、全てのお酒を昔ながらの製法で丁寧に手造りしております。米の味をしっかりと出した、日々の暮らしに寄り添うお酒です。

■ ご来場者様へメッセージ
東京駅の赤レンガの大部分は常滑産です。お馴染み赤レンガを造った職人たちに愛される地元の酒を是非お試し下さいませ。

試飲販売会の出品酒です。

  • 純米吟醸 白老
    知多半島常滑市の契約栽培農家土居さんに作ってもらった、愛知の酒造好適米「夢吟香」を使用した純米吟醸です。香りと味のバランスを大切にした白老らしいうまみのいきたお酒です。冷やしてどうぞ。
  • 特別純米 白老
    自社田で減農薬栽培をしてつくった愛知の酒米「若水」を使用した特別純米酒です。米の味を活かした濃醇でやさしい味わいは地元愛知の食材にもよくあいます。おすすめの飲み方、常温~燗。
  • でらから純米 白老
    【2020全国燗酒コンテスト お値打ちぬる燗部門 最高金賞受賞】
    【リメンバー晩酌酒】昔はどの家庭にも晩酌用の日本酒があったように、気取らずについつい手が伸びるお酒を目指しました。日々闘っている方へ、白老を飲んで明日に向かってリラックスして頂きたい・・・・そんな思いで造りました!
  • 白老 自然栽培米の酒 一度火入
    数年間無農薬無肥料栽培をしている半田市の田んぼで、契約農家が自家採取で雄町を育てました。あえて、磨きすぎずお米の持っている力を素直に引き出すように造った純米酒です。米のパワフルな旨味がありながら、後味のきれのよいお酒です。原酒なのでロックもおすすめ。
  • からから 白老
    日本酒度プラス10の超辛口ながら、うまさもしっかり持った濃醇辛口酒です。味の濃い食材にも合わせることができる食中酒として、白老の人気商品です。また、燗をつけると一転してキレのよさを楽しめます。                

●製造:澤田酒造株式会社
(愛知県常滑市古場町4-10)
>>この酒蔵についてもっと詳しく知る

【國盛】中埜(なかの)酒造株式会社、愛知県半田市

酒蔵紹介
愛知県の知多半島は古くから醸造業が盛んで、さかのぼること三百有余年、江戸時代初期に始まった酒造りは江戸時代中期に花開きます。知多半島で酒造りが盛んになった背景には、地の利に加えて年間平均気温が15.5度ともろみの発酵に適した気候風土と良質な酒米、清冽な湧き水に恵まれたこと。さらには徳川御三家、尾張藩の奨励も酒造りを力強く後押ししました。

國盛蔵の創業は弘化元年(1844年)、「国の繁栄を願い、それとともに我が酒の盛んなることを」望む気持ちを込めて「國盛」と命名されました。伝統の技と新しい技術に支えられた新しい日本酒。それが國盛の目指す「味わいふくよかで、後キレの良い酒 “芳醇麗酒(ほうじゅんれいしゅ)”」です。現在では、日本酒の他に梅酒、果実リキュール、あまざけなども製造しています。

■ ご来場者様へメッセージ
伝統産業の中にあっても常に変革と挑戦を繰り返し、地域の活性化に貢献出来る企業であり続けたいと考えています。特に製品開発においては、その原材料の良さ最大限に活かした「差別化された製品造り」を常に目指しています。これからも伝統に甘んじることなく、さらなる品質向上に努力してまいります。

試飲販売会の出品酒です。

  • 半田郷 純米吟醸 酵母1801
    口に含むと華やかな香りが駈け抜け、さわやかな旨味を感じるお酒です。
  • 國盛 大吟醸
    独自の伝統ある技で丹精に仕込みました。最高の風味と香りを極めたお酒です。
  • 國盛 酒ものがたり 弁財船
    搾りたてのお酒を低温で貯蔵熟成しました。フレッシュでまるみのある味と香りが特徴のお酒です。
  • 國盛 純米どぶろく
    とろっとした口当たりで、さわやかな酸味が特徴の純米どぶろくです。
  • 國盛 無濾過梅酒 知多
    原料の梅の栽培からこだわって造りました。自家農園で育てた梅だけを使用した無濾過の梅酒です。
  • 國盛 ななつぼし あまざけ
    北海道の「ななつぼし」を使用した、ほどよい甘みとあと味スッキリしたあまざけ。アルコール0%です。

●製造:中埜酒造株式会社
(愛知県半田市東本町2-24)
>>この酒蔵についてもっと詳しく知る

【四海王】福井酒造株式会社、愛知県豊橋市

酒蔵紹介
弊社は明治45年(1912年)に渥美郡福江町戸田家陣屋跡の井戸水を借りて創業致しました。以来、103年間地元東三河の地酒屋として酒を醸し現在に至っています。
日本酒は、我国の長い歴史と風土によって育まれてきた素晴らしい伝統の産物です。現在全国に約1,600の蔵元があります。そのような中でも弊社の思いは、地元で育った人が、地元で育ったお米、地元を流れる水で、地元の方々にも愛される本物の酒を丁寧に造り醸す事に拘りを持ち取り組んでおります。そして「心をこめて丁寧に!」をお届けする事で、より多くの方々に豊かさや安らぎを提供し、日本酒の持っている素晴らしさをより伝えることが出来ると考えております。
100年を少し超えたばかりですが、これからの100年も皆様の信頼と支持を得る醸し屋でありつづけるために、酒の味を磨き上げていくことに真摯に向き合い、高品質の酒造りに精進していきたいと思っております。

良い酒造りは、原料である米作りから始めなければなりません。しかし米作りは素人がやってできるような生易しいものではありません。そこはプロのお力を借り、きっちりとしたものを作ることが必須となります。弊社では6年前に愛知県の酒造好適米として品種改良された「夢吟香」を地元の農家さんに教えを仰ぎ、田植えから一緒に行うなど、良い米作りにも力を入れています。

■ ご来場者様へメッセージ
愛知のお酒はあまり有名ではないですが、お飲みいただいたら「おや!なにこのお酒」と思い、キット好きになって頂けると思います。是非この機会にご賞味ください。

試飲販売会の出品酒です。

  • 「四海王」純米大吟醸 夢幻
    果物を思わせる香りと米の旨味を引き出した味わいのある酒です。純米酒ならではのボリューム感を残し、それでいて品性を失わず、飲む人に安らぎを与えてくれます。
  • 「四海王」純米吟醸 真
    兵庫県産「山田錦」を100%使用した弊社の人気No.1商品です。米の優しい味わいと奥ゆかしい含み香、そして後味のキレの良さが自慢の純米吟醸酒。
  • 「四海王」ひやおろし 純米吟醸 夢山水
    新酒からひと夏を超え、適度に熟成された原酒ならではの味わい深さが特徴のひやおろし。穏やかで濃醇な味わいは、旨みののった秋の味覚とも相性抜群です。
  • 「四海王」特別純米 夢吟香
    愛知県産酒造好適米「夢吟香」を100%使用した純米酒です。お米のコクと味わい深さを出した吟醸造りの純米酒。
  • 「四海王」純米吟醸 福
    米の味わいを残しつつ、スッキリとした味わいが特徴です。燗ではコクが強調され旨味が口中にふくらみ、冷ではスッキリと爽やかな味わいをお楽しみいただけます。
  • 「四海王」梅酒 東三河の恵み
    清酒仕込んだ梅酒。鳳来寺山の麓で取れた南高梅を100%使用し、弊社自慢の清酒で仕込んだ梅酒です。約10℃の低温仕込みにより、柔かい酸味が特徴。甘味は控えめなのでお料理と共にお楽しみ頂けます。

    ※写真の「夢吟香」純米大吟醸は欠品のため、当日は販売しておりません。

●製造:福井酒造株式会社
(愛知県豊橋市中浜町214)
>>この酒蔵についてもっと詳しく知る

「日本酒にしようプロジェクト」しぼりたて日本酒試飲コーナー

酒蔵の歴史や蔵人のお酒造りのこだわり。お酒の原料米、水、風土、など地域を表現する日本の文化でもある日本酒を一人でも多くの人に伝えるべく、全国の酒蔵と共同開発で限定のしぼりたて日本酒を会員限定で定期的にお届けしている「日本酒にしようプロジェクト」。今回のあいちの地酒試飲販売会の会場で特別にご用意いただき、他では飲めない味わいを試飲いただけます。

イベント開催概要

■開催日時:2022年2月25日(金)11:30~19:30
■会場:東京駅丸の内駅前広場地下(新丸ビル地下入り口付近)
※「東京駅」直結、地下鉄丸ノ内線改札前
■主催:丸の内 行幸マルシェ 実行委員会
(NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会、有限会社青空市場、三菱地所株式会社)
■後援:農林水産省、千代田区、フード・アクション・ニッポン推進本部
一般社団法人千代田観光協会
■お問い合わせ
<出店、開催に関する最新内容>
青空市場HP」でご確認ください。
<あいちの地酒試飲販売ブースについて>
愛知県事業委託先 クロッシング株式会社
電話:03-6795-0341(平日 10:00~17: 30)  メール:sk@xrossing.jp

この記事は私が取材しました。

おいしい日本酒 編集部

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